【本音】薬学部から文系就職はあり?難しい?有利なのか?現役理系大学生が語る。

【本音】薬学部から文系就職はあり?有利なのか?現役理系大学生が語る。

・薬学部だけど、文系就職したい
・やっぱり薬剤師になりたくない

今回はこういったお悩みを解決します。

最初は薬剤師になるために薬学部に入ったけど、やっぱり興味が持てなくて、他の業界に就職したいという人もいるのではないでしょうか?

僕自身、地方国立大学の工学部応用化学科出身ですが、研究があまり肌に合わないので、学部卒で文系就職することにしました。

文系と同じように就活をしましたが、内定を6社ほど頂きました。

こんな僕が経験談も交えて薬学部から文系就職するのは可能なのかについて解説します。

ぜひ、参考にしてみてください。

本記事の内容

薬学部から文系就職は難しいのか?
薬学部からの文系就職が有利な理由
薬学部から文系就職するのにオススメの業界

記事の著者
目次

薬学部から文系就職するのはあり?難しい?

結論、薬学部から文系就職するのは全然ありだと思います。また、難しくないです。

こたろ

文系の人とほぼ同じくらいの難易度で、むしろ理系の方がやや有利なのではないかと実体験ベースで思っています。

僕自身、工学部応用化学科というゴリゴリの理系ですが、専攻と全く関係ないインターネット広告代理店2社、Web系企業4社の計6社から内定を頂きました。

インターネット広告代理店はWebマーケター職、Web系企業はエンジニア職です。
しかし、どれも未経験なので、特に身につけていたスキルはありません。

実際、僕の友人でも全く専攻と関係のない生命科学系でインターネット広告代理店に内定しています。

とある広告代理店で人事に聞いたところ、半分が理系ともおっしゃっていました。

文系就職を少しでも考えている人はやり方も解説しているので、参考にしてみてください。

薬学部から文系就職するのはもったいない?

薬学部から文系就職するのは、必ずしももったいないとは言えないと思います。

なぜなら、学校で4年間ないし6年間学ぶにしても、社会人になって40年学ぶ知識からしたら、全然たいしたことないからです。

僕も応用化学科で結構化学に関して勉強して、文系就職しようと思ったときに「せっかく勉強したのにもったいないかな~」と少し思いましたが、正直社会人からすると学部で学ぶ知識量なんて鼻くそみたいな知識レベルだと気づきました。

また、年収に関しても、文系就職した方が高いとかも全然ありえるので、お金の面でも心配する必要はないです。

薬学部から文系就職が有利な理由

薬学部から文系就職が有利な理由は以下の通りです。

  1. 論理的思考力が備わっている人が多いから。
  2. 真面目な人が多いから。
  3. 希少性が高いから。
  4. 数値やデータに強いから。
  5. 研究でPDCAサイクルが備わっているから

順番に解説します。

論理的思考力が備わっている人が多いから。

論理的思考力はどんなビジネスでも必要です。

営業にしても技術職にしてもです。

理系の人は論理的に説明できないと教授に突っ込まれたり、問題なども解けないと思います。

そういった論理的思考力が備わっている人を企業はめちゃくちゃ欲しています。
面接もいかに論理的に説明できるかが大事です。

例:学生時代に頑張ったこと
⇒なぜ成果を残せたのか、どのように努力を積み重ねたのか、どうやって挫折を乗り越えたのか、そこから何を学び、企業でどのように活かせるのか

みたいな論理的に説明できる能力が求められます。

真面目な人が多いから。

理系は文系よりも拘束時間が長く、忙しいことも多いです。

特に薬学系はブラックな研究室もかなり多いと思います。

こたろ

僕の大学の応用化学科の約9割はブラック研究室です。9時~夜9時まで拘束する研究室も普通にあります。

それでもしっかり勉強をして卒業できるだけで、「この人は勤勉で真面目だ」というアピールになります。

なので、会社に入っても真面目に頑張ってくれそう。と思われます。

希少性が高いから。

もちろん文系就職は文系出身が多いです。

その点、理系だというだけで希少性が高く、相手の印象に残りやすいです。

事実、面接官から「君、理系なんだね。珍しいね」と言われました。

希少性だけではもちろん内定をもらえませんが、少なからず面接ではいかに印象に残るかは大事です。

数値やデータに強いから。

数値やデータに強いのは専門職以外にも必要なスキルです。

例えば、営業であれば、売り上げを伸ばす方程式として、売上=テレアポの架電数×アポを取れた数×商談の成功率みたいな方程式があります。

売上が上がらないのはテレアポの架電数がダメなのか、あるいは商談の成功率を改善するのかといった、数字で改善策を考えるといったことがあります。

営業の例を出しましたが、何かを分析をするお仕事でもこういった感じで因数分解して考えるやり方は同じです。

研究でPDCAサイクルが備わっているから

研究をしている人であれば仮説と検証は命ですよね。

いかにこれを早く回すかが成果を出す上で大切です。

仕事でもいかに効率よく結果を残せるかを求められるので、当然こうした能力は役に立ちます。

結果に基づき仮説を立て、検証する能力は重宝されるのです。

薬学部から文系就職するのにオススメの業界

もうすでに理系であることは結構有利なんだなと分かっていただけたと思います。

続いて薬学部から文系就職するのにオススメの業界をご紹介します。

結論、オススメの業界は以下の二通りです。

薬学部から文系就職するのにオススメの業界

・専門性を活かす場合
・専門性を活かさない場合

薬学部の専門性を活かす場合

専門性を活かす場合は以下のような職種があります。

それはメーカーの営業職や商品開発、調達・購買職です。

化学系の場合
  • 化学メーカー
  • 薬品メーカー
  • 製紙メーカー
  • パルプ、ゴムメーカー
  • 合成繊維メーカー
  • 化粧品メーカー
  • 製薬業界
  • 化粧品業界
  • 食品業界

などなど色んな種類のメーカーがあります。

自分が薬学を専攻しているのであれば、化学系メーカーの営業職、設計職、管理職を行えるでしょう。

やはり専門知識があると営業、商品開発の両方に活かせます。

こたろ

僕の周りで薬学系から学部卒で就職する場合、設計職が多かったです。

文系の営業マンよりも論理的に説明できますし、お客様にも信頼してもらいやすいです。

薬学系の専門性を活かさない場合

とはいえ、専攻を全く関係ない企業にも興味がある。または営業職は嫌だと考える人もいるでしょう。

そんな方におすすめの業界が以下の通りです。

  • 広告代理店(デジタルマーケティング)
  • IT業界
  • コンサル
  • 金融
  • 商社
  • 銀行

職種に関しても、様々です。いくつか例に上げます。

  • 広告代理店⇒Webマーケター、営業職、Webアナリスト
  • IT業界⇒システムエンジニア、マーケティング職、企画職、事務職、営業職
  • コンサル⇒営業職、戦略コンサルタント、ITコンサルタント
  • 金融⇒営業マン
  • 商社⇒営業マン

他にもありますが、けっこうあります。

関係ないとはいいつつも、知識を生かせる業務内容であったり、取引先が化学系・化粧品メーカーだったりするということはありえます。

例えば、化学系の製品を卸す商社だと化学系の知識があれば普通の人よりは建設的な会話や交渉ができます。
マーケティング職だと化学系メーカーの広告、PR作りに携わる可能性だってあります。

なので、例え関係ない仕事についても、あなたが学んでいることがいつか役に立つかもしれません。

ちなみに僕は応用化学出身からエンジニア職とWebマーケター職に内定しました。

僕も就職活動をしていて結構驚いたのですが、実際のところ、理系でこういった業界や職種に就職している人めちゃくちゃ多いです。

こたろ

社会人の方や就職エージェントの方にお話を聞いてみるのもいいと思います。

薬学部から文系就職する場合、面接で突っ込まれないのか?

結論、薬学部から文系就職する場合、理由は聞かれます!

ですが、それは文系の人でも一緒です。
なぜ営業職なのかなぜ企画職がいいのかなどなど。

ちなみに僕が面接で答えていた例を出すと

  • いつどこで役に立つか分からない研究をするよりも、自分が考えた案がダイレクトに世の中に反映されるビジネス職で活躍したいと思いました。
  • 成果が目に見えて、世の中の反応もダイレクトに見えるマーケティング職の方が自分の性格に合っていると思いました。

みたいな感じで答えていました。

これが必ずしも正解というわけではないので、あくまでも面接官が納得してくれるような答えを考えておくといいと思います!

まとめ:薬学部の文系就職は有利!

どうでしたか?

薬学部の文系就職は全然可能なことが分かったと思います!

ぜひ参考にしていただければ幸いです!

それでは。

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