【体験談】工学部から文系就職は難しい?有利?オススメの企業は?

【体験談】工学部から文系就職は難しい?有利?オススメの企業は?
さんし

工学部だけど、文系就職ってできる?
工学部から文系就職は有利?
理系におすすめの業界はある?

今回はこんなお悩みを解決します。

こたろ

どうも、こたろです。普段は就活に関しての情報を発信しています。

工学部や理学部などバリバリの理系だけど、ぶっちゃけ専門職就くのは自分に向いていないんじゃないかという人も多いのではないでしょうか?

実際、僕は地方国立大学の工学部応用化学科に所属していますが、

研究が肌に合わない
研究や勉強内容が死ぬほどつまらない
メーカーに就職して将来ずっと社畜として生きていくのが嫌だ

といった理由で、文系学生と同じように就活し、無事に広告代理店、IT企業など6社内定し、文系就職しました。

こんな僕が経験談も交えて解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

本記事の内容
  • 工学部から文系就職するのは難しいのか?
  • 工学部から文系就職するのにオススメの業界
記事の著者
目次

工学部から文系就職するのは難しいのか?

結論、工学部から文系就職するのは難しくないです。

文系の人とほぼ同じくらいの難易度で、むしろ理系の方がやや有利なのではないかと思っています。

また、例え偏差値50くらいの国立大学でも、理系というだけでロジカルで頭よさそうと割と思われます。

僕自身、工学部応用化学科という、普段はフラスコを触っているようなザ理系マンですが、専攻と全く関係ないインターネット広告代理店2社、IT企業4社の計6社から内定を頂きました。

こたろ

周りからは「いや、まじで全く関係ないな。理系なんではいったん?」と言われました。(笑)

インターネット広告代理店はWebマーケター職、Web系企業はエンジニア職です。
しかし、どれも未経験なので、元々持っていたスキルはなく、完全にポテンシャル採用です。

実際、僕の友人でも情報系学部で全く専攻と関係のないコンサルティング企業、ITベンチャー、広告代理店に内定しています。

とある企業の人事に聞いたところ、「弊社は半分が理系です」とおっしゃっていました。

工学部から文系就職するのは違う意味で難しい

ただ、工学部から文系就職するのは「違う意味で難しい」という話をします。

その理由は以下の通りです。

  • 周りの目が気になる
  • 時間がない
  • 情報がない

理由1:周りの目が気になる

まず、周りの目が気になる人は多いと思います。

なぜかというと、理系の場合、以下のような環境の人が多いからです。


旧帝大以上なら8割以上は大学院進学
地方国立大学(駅弁大学)でも5割以上は大学院進学
就職したとしてもメーカーが多い

こんな感じで、例えば、ガチ研究室に入った場合、

こたろ

周りはほぼ全員大学院進学してるのに、自分だけ就職していいのかな。ましてや文系就職だから周りになんか言われそう

と思うことになります。

実際、僕は周りを気にしがちなので、打ち明けるべきか、上記のようなことを思っていました。

僕から言えることは、「自分の人生なので、周りのことは一切気にしなくていい」ということです。

また、文系就職して後悔しそうとか、もったいないとか思う人もいるかもしれませんが、学部で学んだ知識なんて社会人や修士の人からしたら鼻くそ程度です。

理由2:時間がない

続いて、時間がないということです。

就職活動することを考慮して、休みをくれる研究室もありますが、全く考慮してくれない研究室もあります。

また、中には下記のように嫌味を言ってくる教授もいます。

教授

「はあ、君、院進学しないの」

実際、僕の友達がブラック研究室に所属していて、教授に「大学院進学しないとか有り得ない。就活するとか関係ない、朝9時から夜9時まで研究はマストだ」と言われたそうです。

理系の研究室は9割くらいが忙しいので、就活するなら早めに動きましょう。

こたろ

僕の研究室は鬼ホワイトなので、時間に関してはかなり助かりました。

理由3:情報がない

先ほど述べたように、そもそも就職する人自体少ないので、文系就職する人はレア中のレアです。

こたろ

本当に砂漠にいると言っても過言ではないです。

就活に関して聞ける人もいないので、結構苦労します。

日本全体で見ると、文系就職する人は大勢いますが、自分と同じ学科とか同級生で考えるとやはり少ないです。

工学部からの文系就職が有利な理由

ここまで、工学部から文系就職するのは難しくないが、違う意味で難しいと言ってきました。

とはいえ、工学部から文系就職するのは結構有利なのです。

工学部の文系就職が有利な理由は以下の通りです。

工学部からの文系就職が有利な理由
  1. 論理的思考力が備わっている人が多いから。
  2. SPIが余裕だから
  3. 真面目な人が多いから。
  4. 数値やデータに強いから。
  5. 研究でPDCAサイクルが備わっているから

順番に解説します。

論理的思考力が備わっている人が多いから。

論理的思考力はどんなビジネスでも必要です。

営業にしても技術職にしてもです。

理系の人は論理的に説明できないと教授に突っ込まれたり、問題なども解けないと思います。

そういった論理的思考力が備わっている人を企業はめちゃくちゃ欲しています。
面接もいかに論理的に説明できるかが大事です。

例:学生時代に頑張ったこと
⇒なぜ成果を残せたのか、どのように努力を積み重ねたのか、どうやって挫折を乗り越えたのか、そこから何を学び、企業でどのように活かせるのか

みたいな論理的に説明できる能力が求められます。

SPIが余裕だから

理系であれば、SPIが割と余裕です。
SPIとは、企業のWebテストのことです。1回エントリーする度にWebテストを受けます。

なぜなら、科目が数学と国語であり、どちらも論理的思考力があれば、普通に解けるからです。

7割くらいあれば、とりあえず足きりはされず、選考に進めます。

文系の学生はSPIのためにめちゃくちゃ勉強する人も多いですが、理系の人だと全然勉強しなくてもいけたりします。

こたろ

僕はほぼ対策せずに普通に通りました。ただ、問題に慣れるということは大事です。

真面目な人が多いから。

理系は文系よりも拘束時間が長く、忙しいことも多いです。

それでもしっかり勉強をして卒業できるだけで、「この人は勤勉で真面目だ」というアピールになります。

なので、会社に入っても真面目に頑張ってくれそう。と思われます。

数値やデータに強いから。

数値やデータに強いのは専門職以外にも必要なスキルです。

例えば、営業であれば、売り上げを伸ばす方程式として、売上=テレアポの架電数×アポを取れた数×商談の成功率みたいな方程式があります。

売上が上がらないのはテレアポの架電数がダメなのか、あるいは商談の成功率を改善するのかといった、数字で改善策を考えるといったことがあります。

営業の例を出しましたが、何かを分析をするお仕事でもこういった感じで因数分解して考えるやり方は同じです。

研究でPDCAサイクルが備わっているから

研究をしている人であれば仮説と検証は命ですよね。

いかにこれを早く回すかが成果を出す上で大切です。

仕事でもいかに効率よく結果を残せるかを求められるので、当然こうした能力は役に立ちます。

工学部から文系就職するのにオススメの業界

もうすでに理系であることは結構有利なんだなと分かっていただけたと思います。

続いて工学部から文系就職するのにオススメの業界をご紹介します。

結論、オススメの業界は以下の二通りです。

工学部から文系就職するのにオススメの業界

・専門性を活かす場合
・専門性を活かさない場合

工学部の専門性を活かす場合

専門性を活かす場合は以下のような職種があります。

それはメーカーの営業職です。

  • 化学メーカー
  • 自動車メーカー
  • 電子機器メーカー
  • 精密機械メーカー
  • 航空機メーカー

などなど自分が化学を専攻しているのであれば、化学系メーカーの営業職を行えるでしょう。

化学系メーカーの営業職の場合、文系出身者も多いですが、専攻していたという強みがあれば、お客様にきちんと説明しやすいので、文系出身の方よりも信頼されやすい営業マンになれます。

工学部の専門性を活かさない場合

とはいえ、専攻を全く関係ない企業にも興味がある。または営業職は嫌だと考える人もいるでしょう。

そんな方におすすめの業界が以下の通りです。

  • 広告代理店(デジタルマーケティング)
  • IT業界
  • コンサル
  • 金融
  • 商社
  • 銀行

職種に関しても、様々です。いくつか例に上げます。

  • 広告代理店⇒Webマーケター、営業職、Webアナリスト
  • IT業界⇒システムエンジニア、マーケティング職、企画職、事務職、営業職
  • コンサル⇒営業職、戦略コンサルタント、ITコンサルタント
  • 金融⇒営業マン
  • 商社⇒営業マン

他にもありますが、けっこうあります。

ちなみに僕はエンジニア職とWebマーケター職に内定しました。

僕も就職活動をしていて結構驚いたのですが、実際のところ、理系でこういった業界や職種に就職している人めちゃくちゃ多いです。

こたろ

社会人の方や就職エージェントの方にお話を聞いてみるのもいいと思います。

工学部から文系就職する際に気を付けるべきこと

工学部から文系就職する際に気を付けるべきことは、ただ一つでとにかく早く動くことです。

先ほど伝えたようにとにかく情報がないですし、時間もないです。

以下のことを意識して動くと、より効率的に就活を進められます。

工学部からの文系就職で気を付けるべきこと
  • 就活でやるべきことを知る
  • 逆求人サイトで効率よく就活を進める
  • 情報がない場合、就活のプロに頼る

就活でやるべきことを知る

まず就活の全体像を知ることが大事です。

大きくやるべきことは下記の4つです。

Webテスト対策
自己分析
ES対策
面接対策

Webテストは必要であれば対策すればいいと思います。

就活でやるべきこと、ロードマップはこの記事で詳しく解説しているので、よかったら参考にしてみてください。

また、就活でやるべきことはまず就活サイトに登録しまくり、就活を効率よく進められるようにすることです。
登録すべきサイトは以下の記事で解説しています。

逆求人サイトで効率よく就活を進める

逆求人サイトへの登録は必須といっても過言ではありません。

企業からスカウトがくると自己肯定感が上がりますし、何より特別選考ルートがあったりするので、内定がかなり取りやすくなります。

おすすめの逆求人サイトは以下の通りです。

<おすすめのスカウト型就活サイト>
OfferBox:利用学生数38.9万人以上、利用企業数 11,400社以上、就活生の3人に1人が登録!
キャリアチケットスカウト:大手からベンチャー企業まで、累計契約企業は7,600社以上。
キミスカ:1社あたりの月間送付数に制限があるので、本当に評価している学生だけスカウト。
futurefinder:登録時に心理統計学に基づく適合診断を受験後、自分の結果とマッチする企業からスカウトが来る。

僕の先輩はオファーボックスで内定を獲得し、実際その企業に就職していました。

こたろ

逆求人は「おれ、求められてる」感を感じやすいので、精神安定剤になります。

逆求人サイトは下記の記事でも解説しています。

情報がない場合、就活のプロに頼る

工学部から文系就職する場合、本当に情報がないと思います。

なんせ、理系メーカーに就職する人と文系就職する人とでは、聞かれることもやるべきことも結構違います。

なので、理系メーカーに就職する人に就活のことを聞いても、やはり分からないことは沢山でてきます。

その場合、就活エージェントという選考対策~内定まで全てサポートしてくれるサービスを利用してみてもいいでしょう。

こたろ

僕は就活のことを聞ける人が一人もいなかったので、エージェントを複数利用して、情報を仕入れていました。

おすすめの就活エージェントは下記の記事で紹介しています。

工学部から文系就職する事は面接で突っ込まれないのか?

結論、工学部から文系就職する理由は聞かれます!

ですが、それは文系の人でも一緒です。
なぜ営業職なのかなぜ企画職がいいのかなどなど。

ちなみに僕が面接で答えていた例を出すと

  • いつどこで役に立つか分からない研究をするよりも、自分が考えた案がダイレクトに世の中に反映されるビジネス職で活躍したいと思いました。
  • 成果が目に見えて、世の中の反応もダイレクトに見えるマーケティング職の方が自分の性格に合っていると思いました。

みたいな感じで答えていました。

これが必ずしも正解というわけではないので、あくまでも面接官が納得してくれるような答えを考えておくといいと思います!

まとめ:工学部の文系就職は有利!

どうでしたか?

工学部の文系就職は全然可能なことが分かったと思います!

ぜひ参考にしていただければ幸いです!

それでは。

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