【僕はリタイアした】理系に向いてない人/向いてる人の特徴は?理系職が嫌な時の解決策も紹介。

【僕はリタイアした】理系に向いてない人/向いてる人の特徴は?理系職が嫌な時の解決策も紹介。

現在大学生で理系に向いていないかも
理系に向いている人はどんな人か知りたい
理系職以外の職種に就きたいかも

こういったお悩みを抱えている人も多いと思います。

こたろ

どうも、こたろです。普段は就活や大学生活に関しての情報を発信しています。

僕自身、工学部の応用化学を専攻していて、ゴリゴリ現役理系大学生ですが、理系に向いていないと思い、早々に研究職を諦めました。

そこで今回は実体験も踏まえ、理系が向いていない人と向いている人の特徴について紹介します。

また、理系が向いていないと思った時の解決策も紹介します。

農学部、工学部、理学部、薬学部など理系専攻している人や理系職以外の職種も考えている人にとっては参考になると思うので、参考にしてみてください。

本記事の内容
  • 理系に向いている人/向いていない人の特徴
  • 理系が向いていないときの解決策
記事の著者
目次

前提:僕は理系に向いていなかった

前提として、僕は国立大学の理系大学生ですが、理系に進学したことをかなり後悔しています。

理由は色々あるのですが、文系のような楽園の学生生活を送りたかったということ、勉強にあまりにも興味が持てなかったことが大きな理由です。

僕の経験上、理系に来て後悔している人は半分くらいいます(笑)

そして、大学3年になりたての時にはもう見切りをつけ、文系就職することを決めていました。

こういった経験を踏まえ、理系に向いている人、向いていない人の特徴を解説します。

理系に向いていない人の特徴

まず、理系に向いていない人の特徴を解説します。

こたろ

僕自身、大学2年くらいから実験が始まり、その段階からもうやりたくないという感じでした。

理系に向いていない人の特徴は以下の通りです。

理系に向いていない人の特徴
  1. 実験を楽しいと思えない
  2. 研究に興味がない
  3. ただ理系科目が得意なだけ
  4. 勉強が嫌い、不得意
  5. 就職だけが目的
  6. 拘束に耐えられない人
  7. 理不尽に耐えられない人
  8. 将来自由な働き方がしたい人

実験を楽しいと思えない

実験を楽しいと思えないのは結構理系として致命的です。

なぜなら、理系は実験三昧だからです。

僕の周りの人たちは実験を凄い楽しみにしていたのですが、僕には到底理解ができませんでした。

例えば、学部生の実験って答えもだいたいわかってますし、ただの作業でしかないのですが、「その作業自体が好き」な人も結構いるのです。

ぶっちゃけ試験管に薬品入れたり、薬品の量はかったりするだけなのですが。

そういうのが嫌いだとか面倒だと思う人は理系に向いていないです。

研究に興味がない

研究は基本的に泥臭いです。

実験がうまくいかなかったらひたすら仮説と検証を繰り返します。

なので、その過程を楽しめない人は理系に向いていないです。

こたろ

僕は「はやく結果でねーと卒論かけねんだよな」と思ってしまうタイプなので、圧倒的に向いていなかったです。本当にくそ人間です。

また、研究は世の中に役立つとはいえど、めちゃくちゃ凄い実績を出さない限り、そこまで役立っている感は感じにくいです。

実験の成果が出てもすぐに製品に反映されるわけではないですしね。

そういう意味で、ひたすら研究をして物事の真理を突き詰めたいタイプの人は研究に向いていると思います。

ただ理系科目が得意なだけ

理系科目が得意なだけで理系に入っている人はあるあるです。

実際、僕は国語が苦手で、数学と化学が得意だったという理由だけで、応用化学を専攻しました。

これが本当に間違いでした。

確かに、理系科目が得意だとテストとかは普通に切り抜けられますが、単純に研究や実験に面白みが感じられないとモチベーションが全く上がらないのです。

僕は割と座学とかは得意で、学部内でも上位5%くらいの成績でしたが、単純に興味はないので、研究室でも身が入りませんでした。

こたろ

得意と好きは全く比例しません。

勉強が嫌い、不得意

勉強が嫌いなのはそもそも理系として結構きついのですが、全然そういう人もいます。

あまり口を濁さず言うと、本当に理系で大丈夫か?っていう人も結構います。

就職がいいからとか親が理系にしろというからとかそういった理由で例え勉強が不得意でもなんとなく理系に入る人も多いです。

もちろん学部にもよりますが、理系は卒業するのが結構難しいです。

留年する人も全然いますよね。

勉強が嫌いだと研究室でもかなり辛いです。

もちろん先生がサポートはしてくれますが、自分で論文読む必要があるので、理解力が必要です。

就職だけが目的

理系は就職が有利だからという理由で選ぶ人はおそらく半数以上だと思いますが、はっきりいってそれだけが理由なら、理系は向いていません。

なぜなら、文系と同じように就活しても、普通に就職できるからです。

理系は推薦もあり、そもそも倍率低かったりするので10社受ければ1社は内定出ると思いますし、文系の就活とは違って全然楽なのは間違いないです。

ただ、それだけです。

「就活が楽になるだけ」で、なんとなく就職すると、やりたいことではなかったと後悔する人も多いです。

こたろ

実際、推薦枠でなんとなく適当に就活して就職し、その後すぐに辞めた知り合いがいます。

研究が好きで、専門職や技術職につきたいといった理由であれば、理系に向いていると思います。

拘束に耐えられない人

理系は基本的に拘束時間が長いです。

僕の大学の研究室(化学系)は9割がブラックです。

こたろ

僕は運よくホワイト研究室に入りましたが、友達の研究室は朝9時~夜9時までが当たり前です。通称クジクジです。

それよりも早く帰ると、

教授

なんで早く帰ってんの?研究進んでんのか?

と檄を飛ばされることもあるそうです。

隣の研究室の大学院生で明るい顔している時を僕は見たことありません。

口を開けば、大学院なんか辞めたい、教授がクソうざいと言っている先輩が多いです。

時間だけでなく、成果が出さないといけないというプレッシャーがあるので、精神的にも拘束されます。

理不尽に耐えられない人

基本的に研究室は理不尽です。

なぜなら、大学の教授(特に理系)は頭が良すぎるが故に変な人も多いからです。

僕の知り合いの研究室の教授が、生徒に嫌がらせをし学生がパニック障害になった事例があります。

教授陣も成果を出せないと上の組織から圧がくるので、学生に「これをやれ、これをやれ」と指示してくる人も多いです。

その結果、狂ったように学生は研究します。

アメリカでは大学院生は給料を貰いながら研究をするのですが、日本では学費を払ってしかも一円も貰えず研究をするので、非常に理不尽です。

人間関係にストレスを感じやすい人、ストレスをうまく受け流せない人は理系に向いていないです。

将来自由な働き方がしたい人

将来自由な働き方がしたい人も理系は向いてないです。

これは考えたら分かりますが、メーカー系は昔ながらの企業が多く、古い体質の企業も多いです。

なので、例えば、自由な時間や場所で働きたい、将来フリーランスも検討しているなどの人は明らかに理系には向いてないです。

IT系に行くことをおすすめします。

理系の人が文系就職する際にオススメの業界は以下の記事で解説しています。

理系に向いている人

一方、理系に向いている人もいます。

理系に向いている人の特徴は以下の通りです。

理系に向いている人
  • 研究が好き
  • 将来研究職や専門職に就きたい

研究が好き

研究や学ぶことが好きな人は理系に向いています。

なんというか、嫌々やるではなく、「好きで研究している」人は全然いるので、そういう人はぜひとも理系の道を極めた方がいいでしょう。

特に、教授とかは本当に研究の話をしている時がめちゃくちゃ笑顔で幸せそうです。

こたろ

何事もそうですが、「趣味感覚」でやっている人にはどうやっても勝てません。

研究が好きであれば、拘束時間も全然気にしないと思いますし、ストレスも感じにくいでしょう。

そもそも研究職でやっていくのであれば、それくらいじゃないと厳しい競争には勝てないと思います。

また、そういう人は教授からもかなり重宝されやすいです。

僕の友達でも、超絶優秀で、研究大好きって言う人がいますが、そういう人は貴重な人材なので、日本を支えて欲しいと思うばかりです。

将来研究職や専門職に就きたい

研究を愛しているとは言わないまでも、将来専門職に就きたいと思っている人は理系に向いています。

めちゃくちゃ好きでもないけど、嫌いではないくらいであれば全然専門職でも活躍できるでしょう。

ただ、研究職の場合、かなり好きじゃないと厳しいと思います。

僕の研究室の大学院生でめちゃくちゃ優秀な人がいましたが、その人でも研究職にはなれませんでした。

研究職は大学院生の中でもかなり狭き門なので、研究職を目指す方は覚悟して研究に取り組んだ方がいいでしょう。

大学院卒も大半は研究職以外の専門職が多いです。僕の研究室で先輩が7人ほどいましたが、研究職につけた人は一人もいませんでした。

ぶっちゃけ、博士課程レベルでないと研究職は結構厳しいのです。

こたろ

博士課程って3年間あるので、ストレートで卒業して27歳ですからね。厳しすぎですね。

理系に向いていなかった僕からの助言

今、大学生で理系学部に所属しているが、向いていないと感じているのであれが、早めに将来を考えることをおすすめします。

理系が向いていないときの解決策として、以下2つがあります。

・文系学部に編入する
・学部卒で専門職以外に就職する

ただし、前者の文系学部に編入するのはおすすめしません。
なぜなら、単位を持ち込めない科目も沢山あるからです。

そうなると、編入できても、必然的に留年になります。

なので、基本的には後者のしっかり学部を卒業して専門職以外に就職することをおすすめします。

理系という肩書は「ロジカルで真面目そう」というイメージがつき、どういった職種でも有利なので、そのまま卒業しちゃった方がメリットが大きいです。

理系は向いていないけど、なんとなくメーカーに就職しようと安易に考えるのだけは辞めましょう。

入ってから絶対辛いです。

理系が向いていないなら就職先はどうする?

理系が向いていない場合、気になるのは就職先をどうするかだと思います。

結論、僕は文系就職をおすすめします。

その理由は、自分に合った職種を選べるからです。

専門職以外でも、営業、事務、経理、マーケティング、人事、エンジニアリング、接客など沢山あります。

理系から文系就職におすすめの業界は以下の記事で解説しています。

まとめ:理系に向いていないなら行動すべき

いかがでしたか?

理系に向いている人、向いていない人の特徴について解説してきました。

前提として、僕は理系を否定していませんし、立派な学問、職業だと思っています。

むしろ研究者には尊敬しかないです。

ただ、向いていないのであれば行動すべきだということです。

本記事が少しでも幸いです。

それでは。

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