- 正しい自己分析のやり方が分からない。
- 具体的な自己分析の仕方がしりたい
- 浅い自己分析しかできない
- 過去のことなんて覚えていない。
今回は上記のお悩みを解決し、自己分析のやり方を紹介します。
どうも、こたろです。僕も就活をしていたときに、中々自己分析がうまくできなくて苦労した記憶があります。
実際、自己分析ってなんぞや?何のために自己分析するの?という人も多いと思うので、そういった部分も解説します。
本記事を読むことで、正しい自己分析のやり方が分かり、内定に一歩近づくことができると思います。
ぜひ、参考にしてみてください。
- 自己分析の目的
- 自己分析のやり方6コ
- 過去のことを覚えていない場合の解決策
自己分析とは?
自己分析とは、自分という人間を明らかにすることです。
といってもピンとこないと思うので、もう少し具体的に言うと、
自分の過去の経験や行動などから、自分の性格や強み/弱み、どんなことに興味があるのか、自分の能力、自分のありたい姿などを明らかにすることです。
自分がどんな価値観を持っているのか、これまでどういう考えでどんな行動をしてきたのか、どういった状況でどのような感情を抱いたのかなどを全て言語化し、そこから就活における選社軸の整理や、面接で語るエピソードの整理をします。
就活は、自己分析で言語化したものを面接で話すだけです。
例えば、僕はサッカーを小中高やっていました。
そのとき、サッカー部ではどんな成果を出したのか、その成果を出すためにどんな行動や思考をしたのか。
成果を出すまでにどんなことに挫折したのか、なぜ挫折したのか、その挫折をどのように乗り越えたのか、なぜ乗り越えられたのか。
活動からどんなことを学んだのか、どんなことに幸せや喜びを感じるかなどを整理します。
その経験から思考や行動、感情を整理して自己分析することで、自分がどんな人間なのかを言語化していきます。
僕の場合、「時にぶつかることもあったが、チームみんなで積極的に意見交換したことで県大会で優勝できたが、他人と協力して目標を成し遂げることに魅了を感じた」とすると、就活の軸は「個人プレーより、他人と積極的に協力して何かを成し遂げられる職種に就きたい」みたいな感じで決まります。
自己分析の目的
自己分析が浅いとめちゃくちゃ面接に落ちまくります。
自己分析を行う目的は以下の通りです。
- 面接で話す内容を洗い出すため
- 自分の就活の軸を明確にするため
順番に解説します。
面接で話す内容を洗い出すため
まず一つ目は面接で話す内容を洗い出すためです。
先ほども述べましたが、基本的に自己分析した内容を面接でそのまま話します。
例えば、自分の強みや弱み、性格、学生時代に頑張ったことなどを洗い出し、面接でパッと答えられるようにするイメージです。
今、もしあなたがこう聞かれたらすぐに答えられますか?
あなたの強みを一つ教えてください。その強みを発揮したエピソードも教えてください。また、その強みは入社してどんなことに活かせそうですか?
答えられたら強みに関しては、自己分析ができていると思います。
こんな感じで、どんな質問が来てもすぐに答えることができ、その原体験やエピソードを交えて話すことができれば完璧です。
基本的に面接はかなり緊張していますし、アドリブは無理なので、絶対に何を話すか決めておきましょう。
ちなみに自己分析ができていると面接だけでなく、エントリーシートがすんなり書けます。
エントリーシートの効率的書き方が知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
自分の就活の軸を明確にするため
自己分析の二つ目の目的は、自分がどんなことに興味があるのか、どんなことにやりがいを感じるのか、どんな企業で働きたいかなどあなたの志向性を明らかにするためです。
就活の軸は面接で百発百中聞かれます。
その就活の軸が結局ほぼほぼ志望動機になるからです。
「自分はこういう就活の軸があるからこういうことがしたい、こういう企業で働きたい、だからその環境が揃っている貴社を志望しています。」みたいな感じですかね。
つまり、「志望動機が浮かばない」=「就活の軸がない」と同義なので、就活の軸から定めることをおすすめします。
例えば、僕の場合は以下の通りです。
僕の原体験 | 就活の軸 |
---|---|
・単純作業に飽きるので、バイトが続かない | 事務的なものではなく、頭を使うクリエイティブな仕事につく |
・部活をやっていたときに怖い監督の時は萎縮して力が発揮されず、褒めて伸ばす監督だと力が発揮される | 殺伐とした会社ではなく、オープンにコミュニケーションがとれ、伸び伸び働ける環境で働く |
・あまり人から命令されたり、行動を制限されるのが苦手 | 独立しやすいIT業界、若手から裁量があり、実力がつく企業で働く |
あくまで一例ですが、こんな感じですかね。
過去の経験を掘り起こすことで自分の性格やどんな企業が合いそうかが徐々に分かってきます。
就活はマッチングなので、自分に合わない企業を受けても落ちやすいです。
ちなみに言うと、就活の軸が「お金が欲しい、福利厚生がいい」でもいいのですが、それを面接で言うのはダメなので、話すときは違う軸を用意しましょう。
効果的な自己分析のやり方6つ【自己分析ができない・浅い人必見】
それでは本題に入ります。
自己分析の正しいやり方は以下の通りです。
- 本を活用する
- 面接の質問内容から逆算する
- 自己分析ツールを使う
- エージェントで面談する
- イベントに参加する
- 友達と一緒にする
本を活用する
本を活用するのはおすすめです。
僕のおすすめの本は「メモの魔力」です。今ではベストセラーの本となっています。
Shoroomの前田祐二さんという方の著書なのですが、「自己分析用1000問」というのがあり、これを完璧にするだけで、就活の対策は完了します。
ちなみに前田祐二さんは就活時代に全ての質問に対しての回答ノートに書き出し、さらに完全丸暗記して超有名企業から内定を勝ち取ったという伝説があります。
そこまでしろとは思いませんが、少なくともこの「自己分析用1000問」をこなせば、確実に内定に近づくでしょう。
自分の幼少期から現在に至るまでどういう思考で行動していたのかなど深く分かります。
面接の質問内容から逆算する
「面接で聞かれること」に答えられるようにしていけば、勝手に自己分析できていきます。
いきなり過去の経験を振り返ろうと言うのは、何をどうしていいのか難しい人もいると思うので、「面接で聞かれる100の頻出質問」などに答えられるようにしていくのがおすすめです。
ぶっちゃけ、先に自己分析をしても、面接で聞かれなければ意味がないと思っていたので、僕はこのやり方が合っていました。
- 自己紹介をお願いします
- 自己PRをお願いします
- あなたを一言で表現してください
- あなたの強み・長所を教えてください
- あなたの弱み・短所を教えてください
- 短所を改善するために心がけてることはありますか
- あなたを色(物・動物)に例えるとなんですか
- 学生時代で最も頑張ったことを教えてください
こんな感じの質問に答えられるように過去を振り返っていきましょう。
僕は面接で聞かれることと回答をWordに全て書き出していました。
ポイントは「なぜそう思ったのか?なぜそのように行動したのか?」といった感じで、面接ではかなり深掘りして聞かれるので、「なぜ、なぜ」と自分に問いを投げかけてみることです。
自己分析ツールを使う
自己分析ツールを使ってみてもいいでしょう。
先ほどのやり方は全て自分でやるやり方なので、それがめんどくさい人はツールを使えば、質問に答えるだけであなたの性格や能力、適性などがデータとして分かるようになります。
僕も使ったことがありますが、思っている以上にデータはかなり的確でした。「AIなんかに分かるかよ」と思っていましたが、その予想をいい意味で裏切られました。
自己分析ツールがある就活サービスは以下の通りです。
上記4つはどれも、自己分析ツールがあるだけでなく、企業からスカウトも来る逆求人サービスでもあります。
自分の自己分析の診断結果に合った企業からスカウトがくるので、行きたいと思うような企業に出会えるかもしれません。
また、基本的に全て登録した方がいいです。
なぜなら、各サービス毎に掲載されている企業が全然違うからです。
例えばOfferBoxに優良企業Aがあるけど、キミスカには優良企業Aがない!みたいなことが頻繫にあります。
僕も就活している時はそれを避けるため、20サービスくらい一応登録していました。
エージェントで面談する
就活エージェントの方と面談して自己分析するのもおすすめです。
どんな風に自己分析していけばいいのか
どんなことに注意して自己分析した方がいいのか
どんな自己分析ができれば面接で評価されやすいのか
など毎年何千人も学生を見ている就活のプロが教えてくれます。
就活に関してあらゆることを熟知しているので、自分では見えていなかった視点でフィードバックをくれたりします。
結構企業が見ている視点と学生が見ている視点は違うので、いい意味で気づきを与えてくれます。
おまけに企業も紹介してくれるので、一石二鳥です。
軽くおすすめの就活エージェントを紹介します。
また、面接練習もしてくれるので、そこで答えられなかったことをメモして、さらに自己分析を深めればさらに相乗効果があります。
ぶっちゃけ、自己分析できたと思っても、いざ面接をしてみると全然できないことがほとんどなので、面接の場数を踏みながら自己分析を深めるのはかなりおすすめです。
就活エージェントってなに?就活エージェントにいいイメージがないという方は以下の記事を参考にしてみてください。
就活エージェントは使い方を気をつければいいサービスですが、知らないと悲惨になることが結構あります。
イベントに参加する
自分一人だけで自己分析するのはちゃんとできているか不安だな
という方にはイベントやコミュニティに参加して自己分析することをおすすめします。
おすすめは職サークルです。
職サークルとは「顔の見える就職と採用」をテーマに、学生と企業が本音で向き合う就職と採用のコミュニティです。
イキイキと働ける優良企業との出会い、 『働く』ジブンにワクワクできるようになる各種イベントをはじめとした就活支援サービスです。
自己分析だけでなく、以下のようなこともできる就活コミュニティです。
- 志望業界、志望職種の絞り込み
- エントリーシート作成
- 自己PRと志望動機の作成
- グループディスカッション対策
- 面接対策
友達と一緒にする
実は就活は他己分析も大事です。
なぜなら、他人から見たあなたの性格はどんな感じですか?みたいな質問が聞かれることがあるからです。
え~と、他人から僕は「努力家」と言われます。そのエピソードとして、僕は部活で誰よりも早く練習を開始し、誰よりも遅くまで練習をするからそう思われているんだと思います。実際、ずっとチームの中心として活躍できました。
こんな感じですね。もちろん、自分で考えるのもいいですが、友達からどんな性格かを聞いてみるのもいいでしょう。
僕はサイコパスと言われてかなりショックでしたが(笑)
また、友達と自己分析してそれを共有しあって、お互いに深掘りして質問してみるのもいいですね。
過去のことを覚えていない場合の解決策
過去の経験を思い出せない、覚えていない人も中にはいると思います。
その場合、自分史年表を作ってみることをおすすめします。
簡単で構いません。
期間 | 出来事 |
---|---|
小学校 | サッカー週4で励む。 県でベスト16になる。 最優秀選手受賞をチーム最多10回受賞。 |
中学校 | 週5でサッカーに励む。 県大会突破、四国大会出場。 リーグ戦でMVP受賞。 2年半ほどレギュラーとして出場。 一時期、体の急激な成長に伴い、思うプレーができなくなり、イップスを発症。 試合で半年ほど自分らしいプレーができなくなり試合に出れなくなる。 |
高校 | サッカー部に所属。 高校1年生の時に県ベスト16。 3年間レギュラーとして出場。 勉強しまくる。 高校3年生次に学級委員になる。 |
大学 | 大学受験に失敗し、学歴コンプレックスになる。 イベントサークル、フットサルサークルに所属。 アルバイトはカフェ・ホテル・居酒屋・屋台など経験 化学を専攻し、学会発表。 広告代理店の長期インターンに参加。 |
あくまで僕の一例ですが、過去の経験を思い出す手がかりになるかもしれません。
ちなみに、自分史年表は選考の過程で提出を課す企業もあります。
まとめ:正しい自己分析で内定を獲得しよう。【浅い自己分析はNo!】
いかがでしたか?
これで自己分析のやり方が分かったと思います。
ぜひ、自己分析を早めに終わらして就活を有利に進めていきましょう。
内定まで何をしたらいいのか知りたい方は就活ロードマップ記事を参考にしてみてください。